トップアート　匠のこだわり

印象派の絵画を思わせるような繊細な筆致で、鮮麗な色彩を優美に散りばめた現代感覚あふれる作風が、観る者を独特の心地よい芸術世界へと誘います。斬新な発想からなる独自の画境により、近年ますます注目を集めている日展作家・鈴木秀光画伯ならではの、洗練された個性が遺憾なく発揮されています。

白梅

日展作家の個性が光る、白梅が馥郁と香る逸品。春の華やぎと白梅の清楚さが気品を醸す、天才画家・鈴木秀光画伯の最新作。

立派な枝ぶりを大空へと広げる梅の古木。清楚な趣を湛えた白梅が盛りを迎え、ひと足早い春の訪れを告げるかのように可憐に咲き揃っています。下生えの草がやわらかな風にそよぎ、澄んだ大気はいまだ肌寒さを残しながらも、降りそそぐ陽光にすでに春の温もりが感じられます。ダイナミックな構図と鮮麗な色彩が観る者を優麗な世界へと誘います。独自の画境により近年ますます高い人気を博している日展作家・鈴木秀光画伯ならではの、洗練された個性が遺憾なく発揮された傑作です。まさに季節にふさわしい生命の息吹を床の間に運んでくれる逸品をぜひご所蔵ください。


桜花爛漫

満開の桜から艶やかに薫る、絢爛たる春の風情。

幾年も樹齢を重ねたと思われる見事な幹と枝振りの桜が、文字通り我が世の春を謳歌するかのように満開の花を咲かせています。その爛漫たる華やかさを、まるで印象画を思わせる筆致で独自の画境を拓き絶大な支持を集めている日展作家・鈴木秀光画伯が、大胆にして繊細、絢爛にして風雅に描き上げました。光陰の妙を巧みに取り入れ、絵の具を散らすように描き上げるその油彩画的な画風が、日本人の心を永く捉えて放すことのない満開の桜の艶やかな情趣を、画面全体からこぼれ落ちるほど見事に表現しています。近年ますます脚光を浴びている鈴木画伯の面目躍如と言っても過言ではない待望の新作を、この機会にぜひ、貴家の床の間に春の風情を格調高く演出する価値ある一幅としてご愛蔵ください。


薬師寺

古都の静謐な美、精妙優美な幽玄の世界を描いた傑作。曙光に浮かびあがる薬師寺の神秘的な風情を精魂込めて、情感豊かに描きあげた逸品。

神々しく光輝き、朝焼けに浮かびあがる薬師寺。日展作家・鈴木秀光画伯が、屋根の部分に贅沢に用いた金彩で昇りゆく陽を荘厳に表し、聖地な筆づかいと絶妙な色彩、奥行を見事に演出した綿密な構図により、古都の風情をしっとりと情感豊かに描きあげました。天空を彩り、池の水面にも映り込んだ朝焼けの艶やかな紫の色調が、優美にして神秘的な風趣を漂わせています。さらに、遠く朝靄に霞む山並みと、手前に大きく張り出している松の枝が見事な遠近感を醸しだし、観る者の心をいっそう幽玄な世界へと誘います。振り金技法を駆使し松の枝の周囲にもふんだんに金箔が施されており、落ちついたなかにも豪華さあふれる逸品です。古都の静謐かつ清冽な美を、ぜひご所蔵いただきお手元でご堪能ください。

日本画家　鈴木秀光　略歴

大正6年、静岡県生まれ。野島青茲に師事し、伝統画の世界を極めるため精進を重ねる。緻密かつ雄大な画風で、近年ますます高い人気を誇る。日展入選2回。県知事賞ほか各展で入賞多数。市展では審査員も努める。